日本住宅ローンの社員に聞きました

債権流動化のノウハウを活かした新商品の開発

当社のようなモーゲージバンクは、銀行とは異なり預金の取り扱いを行っていないため、主力商品である住宅ローンを提供するための資金は、住宅ローンを実行すると同時に投資家へ売却することにより調達を行う必要があります。この際に必要となる投資家の開拓や交渉、債権流動化のしくみを取り入れた住宅ローン商品の開発が私の仕事の一つです。私はこれまで大手金融機関や証券会社においてさまざまな立場で債権流動化業務に携わってきましたが、その各時代における金融機関や投資家等、関係当事者のニーズに応じて債権流動化スキームは異なるものです。当社を取り巻く環境も刻々と変化をしているため、そのニーズの変化を的確に捉え、新たな住宅ローン商品の開発に取り組んでいきたいと考えています。

仕事を通じた信頼関係の構築

商品開発を行うに当たり金融機関や投資家等、多くの社外の関係当事者との間で厳しい交渉を行うことがあります。そのような交渉の場で私が常に心掛けているのは、交渉ごとは50:50ということです。双方、会社を代表して交渉に臨んでいるのですから、利害の対立が起こることもあります。その交渉においては、相手を裏切ったり優柔不断な対応をしたりせずに、真摯に対応することで信頼関係を築いていけるものと考えています。信頼関係構築から始まって、相手に今後何十年も付き合っていきたいと思っていただくことが自分の仕事の醍醐味だと感じています。こうして築き上げてきた社内外の人脈が私の財産でもありますし、この仕事の好きなところでもあります。

自分の存在意義

大手金融機関のような大きな組織にいると自分自身が組織に対してどのような影響を与えているのかがどうしても見えづらくなります。また、自分の代わりは他にも存在します。当社は、当時100人に満たないまだ若い会社でしたが、私のこれまでの経験や知識を活かせる会社であると同時に、自分自身が必要とされ、影響を与える余地が大きい会社だと感じました。その結果、会社を通じて社会に影響を与える仕事ができると考え、入社を決めました。また、当社に入社してから感じたことは、「この会社をもっと良くしていきたい」と考える人が多いことです。今後まだまだ成長が望める会社であり、この会社をどうしていきたいのかという意見を経営陣に進言でき、若い人でも自分の夢を叶えられる環境が整っていることも魅力だと思います。

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